【オナ禁就活物語:第3話】アルコールとニコチンに支配される父、奴隷化する母

オナ禁就活物語

こんなことを書くと自慢になってしまうが僕の父親は優秀だ。

大学を卒業後、全国的に知名度の高い企業に就職した。
仕事が出来るので出世コースに順調にのり40代後半で部長職に上り詰めた。
年収は1000万を越えてお金も地位も役職も職場の評価も手に入れた。
一時期は他社からヘッドハンティングされて、転職の相談をされたらしい。

 

「あなたのお父さん凄いわね〜」

 

僕の住んでいた場所で父親の勤めていた会社は有名だったので、そこの部長職になると凄い人になるらしい。

「え?あ、はあ・・・ありがとうございます」

全然分からなかったが周りの人からしたら、もてはやされるらしかった。
僕は全く嬉しいとは思わなかった。
父親の本当の姿を知っていたからだ。

 

一見すると弱点がない父親だったが、家庭で見せる顔と外で見せる顔は別人だった。

まず、アルコール中毒だった。
いわゆる「アル中」だ。
しかも重度の。
常に酒が手放せない状態だった。
何をするにも酒、酒、酒だ。

晩酌は当たり前で毎日缶ビールから一升瓶から焼酎から何でも開けて、グビグビ飲んだ。
酒を飲んでいる姿はまるで野獣だった。
アルコールに溺れつつ話す内容は会社の愚痴や文句だった。

「○○専務がうるさくてさー」

「○○って部下がほんと使えない」

「もう仕事忙しすぎて大変だよ」

口を開けばワーワー言いまくった。
相当なストレスを溜め込んでいるみたいだった。
職場では絶対言えないであろう部下や役職者への不満を漏らした。

「これが普通の父親なのか?」

僕には良く分からなかった。
目の前にいるのは酒を片手に騒ぎまくる獰猛な動物だったからだ。

 

酒だけならまだしもタバコに手を出した。
1日数本程度、多い時は一箱開けた。
吸うことは否定しないが、吸う場所に問題があった。
外ではなく家の中で吸うのだ。

毎日タバコの煙が充満してヤニの匂いで家中が臭かった。
子供としては良い気分では無かった。
本人は全く気にせず吸い続けた。
慣れているようだった。

 

「いい加減にして!!!」

「外で吸って!!!」

「臭い!!!!」

 

ある日、母親がキレた。
母はタバコも酒もやらない人なので、さすがに耐えられなかったようだ。
数分押し問答があったが母親が勝ち、渋々父親は外で吸うようになった。

ヤニで埋もれた家から脱せれたので気持ちが良かった。
あの臭い自宅には居たく無かったからだ。

父親は1人、缶ビール片手にタバコを吸い夜空を見上げていた。

哀愁漂うその姿は外で見せる顔とは全く別のものだった。
知らない人に父親について色々言われると、本当の姿を知っているので胸が痛かった。
どんなに褒められても嬉しくはなかった。

 

飲み会に頻繁に参加した。
多い時で週に4回は飲み会に行き酔っ払って帰ってきた。
家のことは何もやらずひたすら飲んで騒いでいた。
帰ってくると顔を真っ赤にして理解不能な言動を繰り返した。

 

僕は酒もタバコも飲み会も父親の影響で大嫌いになった。
今もタバコが吸えずお酒が飲めない。
飲み会も喫煙者がいる可能性が高いので苦手だ。
パチンコ店や居酒屋といったタバコの煙が多い場所には、生理的に近付けなくなった。
確実にアルコールとニコチンに支配される人間の姿をまじかで見続けたからだと思う。

 

酒にタバコ、飲み会、それだけならまだ良いがさらに問題だったのは金持ち批判だ。

我が家はテレビ一家で、父親、母親、祖父、祖母、全員がテレビ狂だ。
マニアレベルでテレビばかり見ている。
暇さえあれば必ずテレビをつけ「ワハハ」と笑っている。
あまり番組が面白くないと思っていた僕は楽しくなかった。

父親はお金持ちを特集する番組が放送されるたびに、烈火の如く怒った。

「金持ちは悪だ」

「あいつらは悪さをしている」

「貧乏人の気持ちが分からない」

「金は汚い。成金を見ると虫唾が走る」

特に若くして成り上がった経営者に対する批判はものすごかった。
当時、ある20代の若者が世間を騒がせたのだが、まるで憎悪を感じさせるほど批判していた。

「あいつは悪いことをしている」

「若い金持ち連中は詐欺師だ」

「あんな奴らはおかしい」

何を根拠に言っているのか意味不明だったし、そんなに攻撃してどうしたいのか良く分からなかった。

僕にとってはテレビに出てくるお金持ちや経営者は赤の他人だ。
若者が金持ちになっても全く関係なかった。

ただの人だ。

それは父親にとっても同じだと思う。

彼らがどれだけお金を稼ごうがテレビに出てチヤホヤされようが、豪邸に住もうが高級料理を食べようが高い車を乗り回してブイブイ言おうが、僕の人生には全然影響はなかった。

正直、どうでも良かった。

なのに、なぜ顔を鬼のような形相に変えて怒るのか?
理解出来なかった。
確かに僕の方が若くて人生経験が浅いが、それを踏まえてもなぜそこまでして赤の他人を侮辱したいのか良く分からなかった。

 

「大人とはこういうものなのか?」

 

子供ながら不思議に思った。

 

そういう若者に影響を受けたのか、父親は金をタバコ、酒、飲み会等にどんどん使っていた。
特に車が大好きで高い車を良く乗っていた。
使うとしても、会社と家の往復で通勤手段なのだが、わざわざ高級車を買った。

もちろん、世間体があるんだと思う。
周りの目や職場にいる人との兼ね合いがあり、部長職なので無理して高級車に乗っていた可能性がある。
安い車だと、あまり良く思われないからだ。

僕としては所有している物で人の魅力を測るのは好きじゃない。
パッと見で気付きずらい内面的な部分が素晴らしい人は沢山いるからだ。

しかし、僕が思っている以上に周囲の目は父親にとって大事らしく、頻繁に車を買い替えていた。
数百万を平気で使った。
高い車に乗るのはステータスだった。

父親は家庭内では本当の姿を見せたが、職場や外では仕事の出来る優秀な社員を演じた。
器用な人で凄いなと思った。

 

母親は家族にとって奴隷だった。

父親は家事を何もせず仕事にタバコに酒に飲み会三昧なので、必然的に母がやるしかなかった。
けれど、母は専業主婦ではなかった。
フルタイムで1日8時間働いて家事をしていた。
作業量は超人的だった。

朝は早く起きて父親の弁当や朝食を作り、洗い物をしたり洗濯物を干したり風呂の掃除をして会社に行った。

仕事後は疲れている状態で献立を考えてスーパーに行き、買い物をして帰宅した。

そこから夕食を作り食べて洗い物をして片付けて、明日の弁当の献立を決めて弁当の下準備をし洗濯しながら風呂に入り寝た。

プライベートの時間は全く無かった。
いつも忙しそうで、うたた寝を良くしていた。
一度寝ると地蔵のように起きなかった。
相当疲れていたんだと思う。

 

「結婚に失敗した」

「嫁ぐ家を間違えた」

「相手をちゃんと調べておけば良かった」

 

母は何度も愚痴をこぼした。

 

我が家は母が外から入る形の家族形態だ。
祖父、祖母の間に父が生まれて母と結婚し嫁いできた。
そして僕が生まれた。
必然的に母だけ赤の他人から家族になっていた。

そうなると一番力が弱いのが母になってしまった。
家事を父親がやってくれなくても言いずらかったんだと思う。
我慢するしかなかったんだろう。

 

問題は他にもあった。

祖母はまるでエリザベス女王のように絶対王政を貫いた。
自分の意見に従わない人間がいると、服従するまで口をマシンガンのように使い攻め立てた。
相手が了承するまで攻撃を止めない様子はさながら化け物だった。
僕は何度「目の前にいる生き物は人間ではないのでは?」と思わされたことか。

祖父は旦那。
父は息子。
僕は孫。
残るのは母だけで元は赤の他人で同性。

この構図が出来上がっていたので、当たり前のように祖母は母を毎日攻撃した。
家庭のストレスを発散するかの如くわめき散らした。
誰も助けてくれないので母は耐えるしかなかった。

 

ある日、祖母が持っている皿が無くなった。
本人が別の場所に置き忘れただけなんだが、母を猛烈な勢いで問い詰めた。

「あんたが、隠したんだろ!!!」

「正直に言いなさい!!!」

「え?知りませんよ」

母は普段から祖母の粗暴の悪さを身に染みて知っていたので、関わらないようにしていた。
だから、物にも触っていなかった。

しかし、クリーチャーになった生物に日本語は通用しなかった。

「嘘をつけ!隠したんだろ!どこへやった!」

「いや!だから、知りませんって!」

いくら否定しても宇宙人と会話は出来なかった。

 

数十分近く押し問答が続いた。
その時、たまたま祖父が皿を見つけてきた。
単純に置き忘れていたらしい。
皿は見つかった。

祖母は謝罪すらせず何事も無かったように母の前から去った。
まるで嵐の後のように静かになった。
さっきまでの出来事が嘘のようだった。

 

こういう些細な揉め事は我が家で頻繁に起こった。
問題の原因は祖母の不注意だ。
本人が直せば良いだけの話だ。

だけど、女王は完璧なまでに自己中心的なので自分の間違いに気付かなかった。
誰も進言しないので本人はいつまで経っても裸の大将状態だった。
何かあれば母が攻め立てられた。
これが残念ながら、僕の家の「普通」だった。

 

母親は他にも大変なことがあった。
夕食の時間が毎日決まっていたのだ。

夜7時には食事をする。

これがルールだった。
理由は不明だ。
女王が言い出したので従うしかなかった。

でも、母親は夕方5時まで仕事だ。
疲れている中で献立を考え買い物をし帰宅後すぐ作り始めても、間に合わない時が大半だった。
しかも全員分作る必要があった。
祖父、祖母、父、母、僕の5人分。
かなり大変だと思う。

ルールを決めた当の本人は平然とテレビを見て、手伝おうとしなかった。
女王に誰も意見を言えないので母だけが料理をした。
父はタバコに酒に飲み会。
祖父はテレビ。
母親だけ大変だった。

 

時間に間に合わないと恒例の説教タイムだ。
口をガトリングのように使い攻撃した。

「どうやったらあんなに人を罵倒出来るんだろう?」

と子供が思うくらい祖母の母への侮辱度合いは凄かった。
人間以下の扱いだった。
いつ壊れてもおかしくないほど、母は追い詰められいた。

 

ある日、ついに母が壊れた。

「うわあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」

突然泣き叫びながら地面にうずくまくった。
発狂しているようだった。
まるで、欲しいおもちゃを買ってもらえなくて泣きじゃくる子供みたいに意味不明な言動を繰り返した。

僕は戦慄した。
どうしたら良いのか分からなかった。
大人が泣きながら理解不能な言葉を連発している姿を初めて見たので、何も出来なかった。
頭はパニック状態だった。

父は壊れた母を見ても何食わぬ顔をして会社に出勤した。

 

僕はその姿を見て、

「ああ、父親は人間ではないのだな」

と感じた。

 

母親は壊れてしまった。
もしかすると自殺するかもしれなかった。
ちょうど、自宅の2階で泣いていたので飛び降りる危険性があった。
高さ的には死ぬ可能性は少なかった。
だけど、ケガや後遺症に悩まされるかもしれなかった。

何よりも自分の家族が心底苦しんでいる時に、平然と会社に行ける精神が分からなかった。

「父親にとって家族よりも赤の他人が作った企業の方が大事なのか?」

タバコに酒に飲み会と傍若無人ぶりを発揮する父だったが、仕事は出来るし頑張ってお金を稼いでいるから僕は生活が出来た。
だから、家庭内ではあまりよろしくない父でもどこか尊敬している面があったし、感謝していた。

 

しかし、その気持ちはぶっ飛んでしまった。

「ああ、もう祖母と一緒で父も人を辞めてしまったんだな」

そう思うようにした。

 

祖母が人ではないのは幼少の頃から知っていた。
そういうものだと教わった。
だが、父はまだ違うと思っていた。
でもそれは僕の思い違いだったらしい。
信じていたものが崩壊して心の何かが壊れた気がした。

 

結局、母は自殺せず会社を休んで何とか元気になった。
けれど、一緒に住むのは限界なので別居するために家探しを始めた。

家族と離れるために不動産屋を母とまわった。

母は嬉しそうだった。

あの家族と離れられることが。
地獄から抜け出せることが。
僕はずっと下を向いて静かにしていた。
喜んでいいのか悲しめばいいのか、良く分からない心境だった。

 

しかし、金銭的な問題からなかなか住まいは決まらなかった。

それに父親が別居を許さなかった。
母がいなくなれば自分が攻撃される危険性があるし、家事を全てやらないといけなかった。
家のことを何一つやった経験がないので母がいなくなると困るのだ。

母が苦しんでいる時は助けなかったのに、自分の立場が悪くなるとどうにかしようとした。

人間はどこまでも自分勝手な生き物なんだなと学んだ。

しばらく相談して別居は叶わなかった。
でも、食事は別にして父も家事を多少は手伝うことにして母は了承した。
地獄の生活は少し和らいだ。

 

ちょうどその頃、祖母が病気になり入院することになった。
数週間女王がいない生活が続いた。
家庭に平穏が訪れた。
母はこれでもかと言いたくなるほど笑顔だった。

「一生、入院していればいいのに」

「帰ってくんな」

そんな言葉を当たり前のように呟いた。

「家族ってなんだろう・・・」

僕は悩んだ。

退院後以前より元気がなくなったので、祖母が母を攻撃する機会は減った。

 

母にとって平和な毎日が送れるようになった。
明らかに笑顔が増えた。
相変わらず仕事に家事に大変だが、普通の生活が出来るようになった。

 

「家族とはいったい何だろう?」

 

僕はよく家族について考えた。

周囲の人の話を聞くと多少の問題はあれど、何だかんだ言って仲の良い家庭が多かったから自分の家は異常だと思わされた。

嫁姑問題はあるけれど、身内同士で自殺するかどうかまで追い詰めたりはしなかった。

タバコや酒、飲み会は行くけど、自分の嫁がヒステリックを起こし泣きじゃくって死ぬ可能性がある時に、当たり前のように会社に出勤していく父親はいなかった。

エリザベス女王のように自分が100%絶対で、指示に従わない人間を服従させるために攻撃する祖母はいなかった。

 

「自分の家庭は明らかに異質でおかしい」

 

認めざる終えなかった。
自分の家は異常なんだと。

そんなんだから、僕の心は歪んでしまった。

家庭環境は子供の発達や教育に影響があると言われるが、まさにそうだと思う。

僕は自分がおかしいと感じる機会が多かった。
血筋はあるが家族の影響はかなりあると思う。
とは言っても生まれてしまったんだから、受け入れるようにしている。

 

家族の思い出は全くなかった。
父親とどこかに出掛けたのは1度だけだ。
テーマパークに行ったっきりでほとんど覚えていなかった。
それ以外無かった。

家族でお出かけなんて楽しいイベントは我が家には存在しないので、一切そういう華やかな思い出はなかった。
外食すら数年に1回あるか、ないかだ。

外に食べに行くとなると一大事件が起きたのか?と思うくらいだった。

それくらい仲の悪い家族だった。

たまに家族仲の良い人の話を聞くと羨ましい反面、自分とはかけ離れているので本当なのか疑った。

たぶん、僕の「普通」がおかしいんだろう。
周囲が正常なんだと思う。
僕の家庭が異常者だらけなんだ。

 

「家族とは一体なんなのか?」

 

いまだに答えが出ない。

 

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