就活を始めて数ヶ月経ってくると、内定者がチラホラ目立つようになった。
就職課に行くと、
「決まりました!」
「おお、良かったね!おめでとう!」
といった会話が聞こえてくる機会があった。
内定が出た就活生は本当に嬉しそうで、体全体で喜びを表現していた。
相談員の人も喜んでいた。
しばらくすると、スーツを脱いで遊びまわる人がかなり出るようになった。
「いやっほーい!遊びまくるぜ!いえーい!」
表情からそんな気持ちが分かるくらい楽しそうだった。
入社する企業は決まったのであとは卒業するだけだ。
単位を落とさず卒論をきっちりやって、問題行動を起こさなければ社会人になれた。
人生で一番自由で何でも出来る時だ。
「就職先が決まった大学生は楽しそうだな」
と感じた。
僕はまだ就活を終えようとは思わなかった。
「何か」が違った。
内定は2社出ていた。
どちらかに決めても良かった。
決めてしまえばスーツを脱ぎ捨て社会人になれた。
その方が楽かもしれない。
でも、何かが違うと思った。
言葉では上手く言えない「何か」
その答えは何なのか?
自分でも分からなかった。
しかし、何かに目を背き楽な方を取るのは間違いだと思った。
オナ禁を始めた時と同じように「直感」を信じた。
「まだ就活を辞める時じゃない」
心の声がそう言っているのが分かった。
だから、本心に従った。
ネットで受ける企業を探していたら、ある会社に目が止まった。
その会社は全国的には知名度が全くなかった。
ほとんどの人が知らないだろう。
けれど、実は売上高が数千億円あってお店が100店舗あった。
過去にテレビで特集された影響で一部の界隈では力があり有名らしい。
沢山のお客さんから感謝されて、ファンが沢山いるみたいだ。
しかも東証一部に上場していた。
一言で言えば「隠れ優良企業」
日本を陰で支える組織だ。
「へーこんな会社があるんだ」
正直、僕は知らなかった。
初めて知ったレベルだ。
だが、調べてみて何となく興味を持った。
「もっと知りたい」と思った。
この企業は人物重視の採用なので、筆記試験はあるが簡単なものらしい。
基本的には面接を大事にして、学生の人間性を重要視するようだった。
「自分に合っていると思うな」
直感を信じて説明会を予約した。
数日後、説明会の日がやってきた。
自社の大きな会場を使うので本社に行った。
思った以上に広くて驚いた。
会社で大人数を収容出来るホールを持っているなんて凄いなと思った。
説明会には100人くらい来ていた。
ライバルがこんなにいるのかと驚いた。
周囲も優良企業だと気付いているかもしれない。
人事部の人の説明を受けている最中に、後ろで就活生を観察している年配の男性を見つけた。
スーツ姿で温和な表情だった。
優しそうな雰囲気をかもし出していた。
「あの人・・・誰なんだろう?」
ちょっと興味を持った。
全く知らない人だけど、どこか人を惹きつけるオーラを放っていた。
何となく生きてきた人ではなく「何か」に挑戦して戦ってきた人が放つ雰囲気を出していた。
その後も男性は就活生を観察していた。
すると、ふいに人事部の人が言った。
「では、次に弊社代表から説明がございます」
ん?代表?ってことは社長だよな?そんな人いたっけ?
って思ったが壇上に上がったのはさっき見た男性だった。
「皆さん初めまして、代表の●●です」
絶句した。
さっきまで気にしていた年配の男性は、自分が説明を受けている企業の社長だったのだ。
「ええ!?そうなの!?・・・ほんとかよ・・・」
一瞬、信じられなかった。
確かにまとっている雰囲気は只者ではないが、パッと見、優しそうなどこにでもいる人だったからだ。
そんな「普通そう」に見える男性が、超隠れ優良企業を引っ張り日本を陰で支え、沢山のお客さんに感謝されながら事業を行っていた。
自らの力で起業しお金を得て東証一部上場を果たしていた。
年齢を重ねた今でも会社のリーダーとして従業員を率いていた。
尊敬した。
「凄い」と思った。
僕の周りは腐った大人ばかりだったから、そう思ったのかもしれない。
社長さんは、起業した経緯や信念や理念、事業に対する想い、従業員に対する考え、会社の展望などを説明した。
僕は欲しかったゲームを買ってもらった子供のように、キラキラした目で話を聞いた。
「私は社員が世界一優秀だと思っている」
社長さんが言った。
この言葉は人によっては「綺麗事だろ」「嘘だ」と思うかもしれない。
でも、そうは感じなかった。
本心から言っているのが分かったし、一緒に働く人を大事にする姿勢が伝わったからだ。
周囲にこんな社会人はいなかった。
皆、仲良くしているように見えて裏ではいがみ合っていた。
大人の汚い部分を沢山見てきた。
飲み会の席で楽しそうに話していたのに、1人いなくなると全員でその人の悪口を言ったり、罵倒や嘲笑をする人がいた。
怖かった。
大人を信用出来なかった。
バイト先では静かな良い子を演じた。
それが一番波風を立てず平穏に生きられる手段だったからだ。
工場だと大人数が集団でライン作業をするので、自分の情報が筒抜けになった。
1人に言ったら全員に伝わるくらい、口が軽い人が多かった。
軽はずみな発言をしたら、光の速さで噂になり本人に伝わった。
しかも、悪い内容に変えられた。
週刊誌の記者のような人物が必ずいて、人の噂話に首を突っ込み、まるでねずみ講のように全員に伝えた。
そんな人間達を見てきたので、同僚や従業員は仲間だとは思えなかった。
一緒に働いている人に過ぎなかった。
だから、働く人を大切にする社長さんを尊敬したんだと思う。
直感で、
「この人の下で働きたい」
と思った。
今までこんな感情を抱いた経験はなかった。
バイトは「金」のために働いていた。
仕事を人では選ばなかった。
工場しか選択肢がないから仕方なく行っていた。
就活でもこういう想いはなかった。
選考が進んでも尊敬する社長さんとは出会わなかった。
どこか「違う」と感じていた。
しかし、今回は本心だった。
心から思った。
自分の本音だった。
「この会社に入りたい」
「尊敬する人の下で働きたい」
心が叫んだ。
僕は従った。
偽らなかった。
「絶対にこの企業に入社する!」
そう決めた。
だけど、会場には100人単位の就活生がいた。
ライバルの数が圧倒的に多かった。
自分は低学歴でそれほど強みがあるわけではなかった。
元オナ猿でオナニーで大学時代を浪費した。
今はオナ禁の効果で自信がつき就活女子を口説きまくり、女性慣れをしてコミュニケーション能力が高まったが、真のリア充には太刀打ち出来なかった。
周りには高学歴の学生がいた。
超絶イケメンの男子がいるし、モデルのような顔立ちの綺麗な女子がいた。
その人たちに勝てる要素がなかった。
確かに自信はあった。
だが、客観的に見てライバル達を出し抜くのは難しかった。
「何か突破口はないか・・・」
説明を聞きつつ考えた。
「では、これで説明を終わります。ありがとうございました」
気付いたら説明が終わっていた。
「アンケートを記入してから退出となります」
人事の人が言った。
アンケートを記入しつつ、
「どうすれば入れるのか?」
ずっと考えていた。
強いライバルが周囲にはひしめいていた。
明らかに格上だ。
経験値が圧倒的に違った。
華々しいキャンパスライフを送り青春を謳歌した大学生に対して、僕はオナニーで大学時代を消費しスマホとエロ動画と右手が恋人だった。
友情、仲間、希望、夢、青春・・・
そんな言葉とは無縁の真っ暗な世界だった。
光り輝く空間にいる人達とは正反対だ。
もちろん、オナ禁で別人にはなれた。
違う自分がいた。
しかし、本物のリア充や真のイケメンやコミュ力の高い美女の足元にも及ばなかった。
積み重ねてきたものや持っている武器から考えても到底敵わなかった。
勝てる見込みがなかった。
負ける要素しかなかった。
残酷だがこれが現実だった。
「くそ・・・僕は勝てないのか・・・負けるのか・・・」
悩んでいた時、進撃の巨人の名シーンを思い出した。
出典元:https://alu.jp/series/進撃の巨人/crop/Th0jtDEHvC3OHLqukXuD
「戦え!戦うんだよ!戦わなければ・・・勝てない・・・」
・・・そうだ、戦わないと勝てない。
やってみないことには分からないんだ。
オナ禁を始めた時だって、未来が見えない状態で戦った。
突き進んで光を手にした。
今も同じだ。
欲しいなら戦うしかない。
ライバル達に勝つにはどうしたら良いのか?を必死で考え戦略を練り、彼らとは違う戦い方で成果を勝ち取る。
それだけだ。
戦え!
僕は戦う決断をした。
勝つためには戦うしかないからだ。
戦わなかったら、一生後悔する。
オナ禁の世界に勇気を出して飛び込んだ時を思い出した。
「まだだ・・・まだ出来ることは・・・あるはずだ!」
「諦めるのは・・・まだ早い!」
「戦わなければ勝てない!」
前を向いた。
アンケート用紙を記入しつつ戦い続けることに決めた。
後悔だけはしたくなかった。
周囲の就活生はアンケートを書いてホールから退出していった。
僕も記入したので、彼らと同じように外に出た。
出入り口を出るとそこは廊下やお手洗い、下に降りられる階段、机や椅子がある簡易的な休憩スペースになっていた。
就活生が沢山いたので前が詰まっていた。
立ち往生した。
「すごい人だかりだな・・・」
一斉に就活生が帰ったせいでこんな状況になってしまったらしい。
「早く前に進まないかなー」
と思っていたら、休憩スペースに誰かいるのが見えた。
「あれ?あの人確か・・・社長さんだよな?」
良く見たらさっき壇上で説明した社長さんが椅子に座りスマホを見ていた。
周囲には誰もいなかった。
秘書や付き人もいなかった。
1人で休憩しているようだった。
「おい、あれさっきの社長じゃないか?」
「ほんとだ、何してんだろう?」
周囲の就活生が気付き始めた。
「今すぐ声を掛けよう」
全神経が叫んだ。
周りは気付いているけど誰も話掛けには行かなかった。
「自分なんかが声を掛けても口を聞いてくれるわけがない」
「就活生の分際で社長と話すなんて失礼」
「立場が違い過ぎるから話が合わないだろう」
言い訳が聞こえてくる感じがした。
でも、そんなことは関係なかった。
やってみないことには始まらないからだ。
戦わなければ勝てないからだ。
周囲にいる高学歴やイケメンリア充、コミュ力が高い美女に勝つにはチャレンジ精神でアタックしていくしかなかった。
僕は集団の中から飛び出して突撃した。
「お忙しい所、失礼します!私、●●大学の山下と申します。先ほどは丁寧な説明ありがとうございました!」
ダメもとだった。
けれど、「やらない」選択肢は無かった。
オナ禁で得た自信で勇猛果敢に声を掛けた。
すると、
「お、こんにちは。山下君て言うんだね。今日は説明会に来てくれてありがとう」
意外にも普通に返事をしてくれた。
「いえ、こちらこそありがとうございました。とても勉強になりました」
「それは良かった。良かったら選考を受けてみてよ」
「あ、はい!次の選考は受けようと思っています」
「お、嬉しいねえ。受かると良いね」
「はい!ありがとうございます!」
こんな感じで雑談をしてくれた。
その後も社長さんは一介の就活生に対して話を続けてくれて、仕事に対する情熱や社会の面白さ、自分の信念等を熱心に教えてくれた。
メモを取るペンが止まらなかった。
一言一句聞き逃せないつもりでペンを走らせた。
「社長・・・そろそろお時間です」
突然秘書らしき人が声を掛けた。
「お、もうそんな時間かあ、じゃあ山下君またね」
「はい!お忙しい所、ありがとうございました!」
深々と頭を下げた。
「ふうーーーーーーー」
社長さんがいなくなると疲れが一気に出た。
相手は数千億円の企業を引っ張る大物に対して、僕はどこにでいる就活生だ。
どう考えても釣り合わなかった。
普通に生きていたら一生関わらないだろう。
しかし、勇気を出して声を掛けたら何とかなった。
「人生何でもそうだけど、やってみないと分からないんだな」
そう思った。
他の就活生は誰も声を掛けなかった。
それも一つの選択だ。
間違っていない。
だけど、勇気を出して声を掛けたら何とかなった。
失敗しても若いんだから失うものなんてなかった。
行動しない方が「経験」という財産を作れないリスクがあった。
チャレンジして本当に良かった。
直に社長さんの話を聞けてもっとこの会社に入りたいと感じた。
数分前の決断は間違っていなかった。
オナ猿の時なら絶対に出来なかった行動だ。
やる前から「無理」と決めつけて敵前逃亡しただろう。
だが、僕はオナ禁で変わった。
戦う人生を選んだ。
もう負け犬には戻らない。
自分の人生は自分で切り開くと決めた。
たぶん、誰でも人生を変えるチャンスはあるんだと思う。
やるか、やらないか。
ほんのちょっとの違いだけだ。
社長さんに話を聞くのだって、そこにいた就活生全員にチャンスがあった。
でも、誰も行かなかった。
僕だけ飛び込んだ。
これは才能じゃなくて勇気があっただけだ。
「声を掛けるか、掛けないか」
少しの違いに過ぎない。
人生も同じでどこにでもチャンスは転がっていて、それに気付いて行動し続けられるかどうか。
その積み重ねがいずれ大きな結果になって人生を変えるんだ。
誰もいなくなった休憩スペースでそんなことを考えていた。
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僕はオナ禁を実践して大好きな彼女が出来たり色んな女性と関係を持ったりして、楽しい人生を手に入れましたが過去は悲惨でした。ダメな大学生で21歳まで童貞。
キスやデート経験がなく街中で見かけるカップルを羨ましく思いながら、エロ動画でシコシコする情けない毎日を過ごしていました。
そんな僕でもオナ禁を通して、
・オナ禁100日目で女子大生から逆ナンされたり、
・20歳の彼女を作ったり、
・大好きな女性で童貞を卒業出来たり、
・年が10歳以上離れた年上のお姉さんに誘われて色んな経験をさせてもらったり、
・その後は複数の女性と関係を持つのをやめて大好きな人を大切にする日々。
・ヘタレだった自分を変えられて自信が持てるようになり、就活では一部上場企業から内定をゲット。
・男、女両方の友達が増えて灰色だった日常が充実したり、
といった楽しい人生になりました。
この経験から僕はあなたがどんなに絶望的な状況にいてもオナ禁を通して自分を変えられるし、
人生を逆転出来る
と確信しています。
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